Bjork Digital ~初めてのVR体験~
3か月近く前ですが、BjorkのVR仕様MVを鑑賞してきました。
これから本格的なブームか、と言われるVRを体験できるチャンス。
しかも、Bjorkの音楽とともに…!という触れ込みにミーハー心を刺激されて、体験してきました。
場所はお台場・日本科学未来館。金曜夜でしたが、滑り込みでチケットが取れました。
全体の構成は3部。メインのVR映像のMV鑑賞に加え、
シアターでの過去のMV上映とBiophilliaのアプリ体験も。
VR映像はオキュラスリフト+ヘッドホンでの視聴。
会場は会議室かどこかを黒カーテンで仕切った中で、丸椅子に腰掛けて…という
文化祭チックな環境でした(コンテンツとの落差が…w)。
とはいえ内容は、大迫力。VRの没入感とはこのことかー!と思わせるものでした。
1曲目は「Stonemilker」。アイスランド(?)の海辺に立っている感覚で、
自分の傍をBjorkが歌いながら行ったり来たりする映像。
手を伸ばせば触れるように錯覚するような感覚。
そして、自由自在に動き回るBjork…あれ、どこに消えた?と思って振り返る「体験」。
360度映像とはこのことか!と実感しました。
2曲目「Mouth Mantra」
Bjorkの口の中(!)を撮影したMV。何が何だかよくわからないwというのが感想。
「Stonemilker」とは逆の意味での没入感を感じました。
自分がどこにいるかわからない、ひたすらに「何か」に飲み込まれてしまった感覚です。手を伸ばしても何も触れられない(実際は、隣に座っている人に触れるかもしれないのに)。
視聴するのにエネルギーを使いました。。。
3曲目「Not Get」
ここで設備が大きく変わり、立って鑑賞するスタイルに。自分の座標を感知して映像が動く「本格派VR」とでも言いましょうか。あと、この曲は音声に指向性がついているようでした。音源の位置が固定されているように、顔の位置を変えると音のバランスが変わります。
映像は、まず背景は(Mouth Mantraとは打って変わって)だだっ広い空間でした。
そこに点描の女性像が動きながらこちらに近づいてくる…といったストーリー。
だんだんと大きくなり、それ(彼女、ではなく)に踏みつぶされるような錯覚に陥ります。
「Mouth Mantra」とは逆の「飲み込まれる」感覚ー「一体感」に近い感覚がありました。訳が分からないのは一緒でしたが。。。
3か月近く前で記憶があやふやな部分はありますが、なかなか充実したVR体験でした。
さすがはBjork、360度映像だけでなく「没入感」を生かしたVR映像を見せてくれたなあと思います。
技術的にはまだ発展途上ですが、今後どれだけの面白いコンテンツが生まれるのか楽しみですね。